過去の南海地震の記録

更新日:2023年06月20日

宝永地震(1707年)の記録

安政南海地震(1854年)の記録

津浪心得咄し(つなみこころえはなし)

 「津浪心得咄し」は、嘉永7年(1854)11月5日に発生した安政南海地震の津波の様子を当時まんじゅう屋の山本清七さんが記録した文献です。

 解読された「津浪心得咄し」を見た中学校教諭の阪本尚生さんは、先人が残した記録を多くの人々に読んでもらい、防災意識を高めるきっかけとなってほしいという想いから、「津浪心得咄し」を現代語に訳されました。

津浪心得咄し

天性寺・浄国寺の記録

天性寺の板書「大地震津浪之事」

天性寺の板書き

 

浄国寺記録(冒頭部)

浄国寺

写真提供:和歌山県立博物館

現代語訳

 2015年3月1日(日曜日)御坊市中央公民館で開催された現地学習会「歴史から学ぶ防災―災害の記憶を未来に伝える―」にて、神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター研究員の木村修二さんの報告では、天性寺の板書と浄国寺の記録の現代語訳が提示されました。

昭和南海地震(1946年)の記録

東海地震・東南海地震・南海地震の関係性

 過去の記録から、東海地震・東南海地震・南海地震は概ね100~150年の周期で南海トラフの付近で発生しており、同時に発生したり、近い時期にそれぞれ単独で発生したりしていることがわかっています。

 例を挙げると、宝永地震(1707)では東海・東南海・南海地震が同時に発生し、安政地震(1854)では東海・東南海地震が発生した翌日に南海地震が発生しています。ほかにも、昭和東南海地震(1944)が発生した2年後に昭和南海地震(1946)が発生しています。

 

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