紀州大水害(昭和28年水害・7.18水害)
災害の概要
1953年(昭和28年)7月17日から18日にかけ、梅雨前線による豪雨が和歌山県北部を襲い、日高川の堤防が決壊し、野口・御坊地区を中心に大きな被害を受け、死者・行方不明者が220人にのぼる大規模災害となりました。
日高川(天田橋崩壊)

野口橋(崩壊寸前)

本町商店街
災害からの復旧・復興〜御坊市の誕生〜
水害の翌年の1954年(昭和29年)4月1日、御坊町・湯川村・藤田村・野口村・塩屋村・名田村が合併し、御坊市が誕生しました。
しかし、水害からの復旧に多額の費用を要したことから、財政面で非常に厳しい状態が続き、1956年 (昭和31年)に御坊市は財政再建団体に指定されました。
市は、財政構造を改善し、住民や行政の努力によって、10年後の1966年(昭和41年)に財政再建を完了しました。

復旧作業(大浜通り交差点)

復旧作業(日高川堤防)
水害を後世に伝承するために
自然災害伝承碑
紀州大水害を伝承し、二度とこのような悲劇が起こらないよう、自然災害伝承碑で当時の様子を伝えています。
また、市庁舎の建て替えを機に、福祉センターの駐車場にあった石碑を移設し、水位標を新たに設置しました。


市役所新庁舎敷地内に水位標設置
追悼法要
70回忌の2022年(令和4年)7月18日、慰霊碑のある源行寺(薗)と安楽寺(野口)で慰霊祭を執り行いました。その翌年以降も毎年7月18日に追悼法要を行っています。
追悼法要(安楽寺)
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更新日:2025年09月26日