防ごう!高齢者虐待

更新日:2023年06月16日

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防ごう!高齢者虐待

高齢者虐待について

高齢者虐待とは、高齢者の権利や生命、健康、財産が損なわれるような状況のことをいいます。

認知症や生活上の問題などにより、介護負担が増し、家族が追いつめられたり、適切な介護の仕方がわからないために、虐待へと発展してしまうこともあります。

高齢者の虐待を防止するために「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」が平成18年4月に施行され、高齢者虐待についての理解は進んできています。

しかし、残念ながら高齢者虐待は年々増加しています。

 

虐待の種類

身体的虐待

暴力行為などで、痛みを与えたり、身体にあざや外傷を与える行為。

意図的に外部と接触させないようにする行為。

(例)殴る、蹴る。無理やり食事を口に入れる。ベッドにしばりつける。

   薬を過剰に服用させる。

介護・世話の放任・放棄

介護や世話を行っている家族が、高齢者を長時間放置したり、介護や世話を放棄する行為。

(例)食事や水分を与えない。必要な医療・介護サービスを使わせない。

心理的虐待

高圧的な言葉や態度、無視や嫌がらせなどによって精神的な苦痛を与えること。

(例)どなる、ののしる。侮辱を込めて子どものように扱う。

性的虐待

わいせつな行為をすること、わいせつな行為をさせること。

(例)人前でおむつ交換をする。懲罰的に下半身を裸にして放置する。

   わいせつな映像や写真を見せる。

経済的虐待

財産や金銭を無断で使用する、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること。

(例)日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない。

   年金や預貯金を無断で使用する。

虐待に気づいたら

虐待を受けたと思われる高齢者を発見した方は

  御坊市地域包括支援センター 0738-23-5851  へ相談・通報してください。

生命や身体に重大な危険がある場合、通報は”義務”とされています。

また、要介護施設従事者等は、自分の働いている施設で虐待を発見した場合、生命・身体に重大な危険が生じているか否かにかかわらず、速やかに通報しなければなりません。

虐待は、未然防止・早期発見が大切です。

ご相談をいただいた方のお名前が周囲に漏れることはありません。相談・通報の秘密は守られます。「虐待かも」と思った場合は、安心してご相談ください。

自身が「虐待を受けている」と感じている方も、ひとりで悩まずご相談ください。

尊厳を守られ、安心して暮らせる社会のために

高齢者が住み慣れた地域で尊厳を守られ、安心して生活をしていくために、虐待を早期に発見し対応することが大切です。

虐待は、介護者が介護により心身ともに疲労し、追いつめられていることが少なくありません。背景には様々な要因があり、虐待をしていることに気づいても、自分では歯止めがきかなくなっていることもあります。

地域のつながりを大切にし、声かけや見守りなど、地域全体で高齢者とその家族を支援していくことが大切です。

お問い合わせ先

御坊市 福祉部 健康長寿課
〒644-8686
和歌山県御坊市薗350番地2
電話:0738-23-5851 ファックス:0738-24-2390
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