阿南市・御坊市パートナーシティ協定の締結について
平成26年11月17日、紀伊水道をはさんで対岸に位置する御坊市と徳島県阿南市が、阿南市役所でパートナーシティ協定を締結しました。
今後、両市の共通点や特性を最大限生かして、「地震・津波対策の調査・研究」、「イベントやスポーツ大会での交流」などの取り組みを行っていきます。
パートナーシティ協定について
1．趣旨
平成26年5月、民間研究機関から、将来30年間に全国の自治体の約半数で、若年女性人口が5割以上減り、消滅可能性都市となる試算が公表されました。出生率を高め、都市部への人口流出に歯止めをかけるには、「若者にとって魅力あるまち」になる必要があり、各自治体には生き残りをかけた新たな取り組みが求められています。
また、東日本大震災以降、地震・津波に対する関心が高まり、とりわけ南海トラフ巨大地震による甚大な被害が懸念される徳島県及び和歌山県においては、地震・津波に対する防災・減災対策が喫緊の課題となっています。
このような認識のもとに、徳島県東部と和歌山県西部を俯瞰すると、阿南市と御坊市は、等しく北緯33度線上にあり、中心地間の直線距離約50キロメートル、紀伊水道をはさんでお互いを見つめ合うような位置関係にあります。これまで両市は、互いに日本の原風景ともいえる海・山・川といった豊かな自然環境に恵まれた中で、一次産業の振興に努めるとともに、火力発電所などの工場誘致を図り、徳島県南部と和歌山県中部の中核都市としてそれぞれ発展してきましたが、近年は人口が減少し、地域の活性化や防災対策など多くの共通課題を抱えています。
そうしたことを踏まえ、両市が県境・海峡を越えてパートナーとなり、互いの共通点や特性を最大限生かして広域的かつ戦略的な観光及び地域振興に取り組んでいこうとするものです。
2．今後の取組予定
地震・津波対策の調査・研究
阿南市と御坊市は、沿岸部に火力発電所が立地しています。通常の津波対策に加え、発電所など工場の地震・津波対策について調査・研究を行います。
交流
活竹祭や宮子姫みなとフェスタといったイベントやスポーツ大会などに参加交流し、相互に魅力を発信します。
活竹祭で御坊市をPR
宮子姫みなとフェスタで阿南市をPR
その他
地域振興等について必要な事項は、その都度協議します。
阿南市紹介 ～阿南を知ろう！～
四国最東端 光のまち
阿南市は徳島県の南東部に位置し、豊かな自然があふれる四国最東端の市です。
LEDを活用した光のまちや、野球観光ツアーを行うなど「光」・「野球」をキーワードにした特色あるまちづくりに取り組んでいます。
光のまち阿南 見る者に感動を…
平成5年、阿南市に本社を置く化学会社が「青色発光ダイオード」の製品化に成功したことから「光」に注目が集まりました。
平成14年、阿南青年会議所が、化学会社から無償提供されたLED3万個でオブジェを作り、牛岐城趾公園に飾ったことから「光のまち阿南」という、今や阿南市の代名詞となるまちづくりがスタートしました。
牛岐城趾公園の
光のマンダラドーム
宮子姫みなとフェスタでは、
御坊の子どもたちが興味津津
野球のまち阿南 ～野球をするなら阿南で～
阿南市には、少年17、中学8、高校4、一般28、還暦10、早朝9など、約90チームの連盟登録をした野球チームがあります。
子どもの頃から野球が身近な環境にあることもあり、日本を代表するプロ野球選手を多数輩出しています。
また、阿南市役所内には、全国で初となる「野球」の冠がついた「野球のまち推進課」が創設されるなど、市全体で野球によるまちおこしに取り組まれています。
蒲生田（かもだ）岬 ～恋愛のパワースポットとして注目～
四国の最東端には蒲生田岬があり、岬周辺は四国で最初に朝日が昇る場所といわれています。
天気の良い日には、蒲生田岬灯台から和歌山県の日の岬や淡路島まで見渡すことができます。
また、波と風をモチーフとした石のモニュメント「波の詩」があります。
モニュメントのハート型の穴からは伊島や水平線を望むことができる恋愛のパワースポットとして注目を集めています。
イシマササユリ ～紀伊水道に浮かぶ伊島の固有種～
イシマササユリは伊島の固有種で、淡桃色の優雅な花を咲かせます。
イシマササユリの開花時期である6月には、中学生や地域住民による生育調査が実施されます。
生育調査では、島内の生息地で花の開花状況や個体数を調べ、保護活動に活用しています。
関連情報
御坊市 企画政策部 企画政策課
〒644-8686
和歌山県御坊市薗350番地2
電話：0738-23-5518 ファックス：0738-24-2121
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更新日：2023年06月19日