港湾計画

更新日:2023年06月19日

計画概要

日高港は和歌山県のほぼ中央部である日高川河口に位置しており、古くから日高川の川船と連絡する船着場として発展してきた港湾であり、紀伊水道地域の活用のための開発要請をふまえ、昭和58年重要港湾に指定され、同年港湾計画の策定がされている。
本港の背後地域においては、平成8年3月に湯浅御坊道路の供用が開始されたことにより、本市から京阪神への時間的距離が大幅に短縮された。一方、南進についても平成19年11月にはみなべ田辺間の供用が開始されており、今後も南進についての取り組みが進められるなど、基幹的な交通形態の形成により今後のますますの発展が期待されている。
このような背景のもと、本港においては和歌山県中部地域における流通拠点としての機能の充実や、余暇時間の増大に伴い需要の高まっている海洋性レクリエーション活動の場および親水空間の確保が求められており、おおむね平成20年代前半を目標年次とする港湾計画の基本方針を定めている。

  1. 和歌山県中部地域における流通港湾として、外内貿易流通機能の強化を図る。
  2. 背後地域の経済発展を支えるため、高質な産業空間の形成をめざした用地の確保を図る。
  3. 関西地域における電力確保の増大に対処するため、電源立地の要請に対応して用地の確保を図る。
  4. 港湾における快適な環境の創造を図るため、地域住民などの交流に配慮した親水空間および静穏海域を活用した海洋性レクリエーション拠点の形成を図る。
  5. 港内における船舶の安全な航行や停泊を確保するため、港湾内の静隠度の向上を図る。
  6. 港内に散在する小型船の適切な収容を図る。
  7. 港湾と背後地域との連絡を図るとともに、港湾内の円滑な交通を確保するため、臨海交通体系の充実を図る。
  8. 大規模地震災害時の緊急避難および緊急物資輸送等の対策を図る。
  9. 多様な機能が調和し、連携する質の高い港湾空間の形成を図るため、陸域200haと水域700haからなる港湾空間を以下のように利用する。
    1. 塩屋地区は物流・生産関連ゾーンとする。
    2. 浜ノ瀬地区および西川地区は船だまり関連ゾーンとする。
    3. 塩屋名田沖地区はエネルギー関連ゾーンとする。
    4. 名田地区は水産・レクリエーションゾーンとする。

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