水産業育成支援
中間育成等活動支援
我が国の水産資源は減少の一途をたどっています。減少する主な原因については、環境の変化や乱獲等が言われています。そこで、漁礁を設置したり、漁網を改良し小さい魚が掛からないようにしたり、小さい魚が釣れた場合には再放流したりすることで、漁獲量を回復させ、安定した魚の供給が行えるよう努力しています。
小さい魚をそのまま放流すると大きな魚に食べられてしまうため、自然の中で自力で育つ大きさまで育てることを「中間育成」と言い、御坊市では、紀州日高漁業協同組合御坊市地区漁協青年部「明日の海を考える会」が取り組んでいる「中間育成」をはじめとした活動を支援しています。
公益財団法人和歌山県栽培漁業協会から譲り受けたヒラメ・イサキ・クエ等の稚魚約1.5~5センチ前後を約7~10センチまで中間育成し、一匹でも多く放流できるよう全員が協力して取り組んでいます。また、中間育成の活動を通して子供たちに魚と触れ合う場を提供するとともに、水産業への理解推進や魚食普及に努めています。
中間育成状況
ヒラメ
- 搬入 令和4年4月12日 平均37.3ミリメートル 10,000尾 公益財団法人和歌山県栽培漁業協会より
- 放流 令和4年5月26日 平均81.7ミリメートル 約9,500尾 塩屋漁港岸壁、上野漁港沖に放流
イサキ
- 搬入 令和4年7月22日 平均44.5ミリメートル 15,000尾 公益財団法人和歌山県栽培漁業協会より
- 放流 令和4年8月19日 平均71.9ミリメートル 約15,000尾 塩屋漁港岸壁、上野漁港沖に放流
クエ
- 搬入 令和4年8月25日 平均58ミリメートル 5,300尾 公益財団法人和歌山県栽培漁業協会より
- 放流 令和4年9月27日 平均103.7ミリメートル 約5,300尾 上野漁港沖に放流
アワビ
- 搬入 令和5年2月8日 クロアワビ 平均37ミリメートル 9,100個 メガイアワビ 平均39ミリメートル 平均44ミリメートル3,800個 公益財団法人和歌山県栽培漁業協会より
- 放流 同日、各地区役員が漁船から放流

更新日:2023年06月07日