小竹岩楠翁の像

更新日:2023年06月16日

概要

 南紀白浜温泉といえば、東の熱海、西の別府と並ぶ古い歴史を持つ温泉郷で、湧き出る湯も多く、紀南の発展に大きな役割を果たしています。この由緒ある白浜温泉郷を近代的な温泉町として今日の繁栄の礎を築いたのが御坊出身の小竹岩楠です。

 白浜は、古くから温泉が自然に湧出して『牟婁の湯』として親しまれてきましたが、白浜温泉は、大正の中頃から人間の力によって温泉を掘り、計画的に開発された新しい温泉地です。田辺の人達が温泉を掘りましたが井戸掘りの方法であったので成功しなかったという話を聞いた岩楠は、その権利をゆずりうけ、海中温泉掘削という困難な工事であったが、大正9年、108メートル掘ったところで温泉が湧き出し掘削工事は成功しました。

 次に旅館白浜館の建設に着手、翌年9月に完成しました。緑のタイル張りの浴槽には海中温泉から引いた湯が、とうとうと溢れていました。

 旧中川邸隣の空き地には岩楠の胸像がたっています。

しのいわぐすの像

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