ウミネコの生態

更新日:2023年06月15日

生育したウミネコのヒナ

 カモメ大、全長47センチメートル、翼の上面が濃青灰色、初列風切の先は黒く、くちばしは黄色で先端近くに黒と赤の斑点文あり、脚は黄色、声はミャ-オと鳴く。雑食性。美浜町弁天島、由良町白崎は近畿太平洋側唯一の集団営巣地。

  1. 着島
     11月下旬、1000羽以上出現。白崎(1900年代 900~1000羽)弁天島(1900年代100~200羽)に分かれ、3~4月にかけて次第に着島していく。
  2. 縄張り
    縄張り:半径50センチメートル
    Upright agressiv :攻撃的直立姿勢 首をながくたつ
    Grass-pull :草引 草木を口ばしで引っ張る
    Carge :突進 口ばしを突き出し突進
    Jab :つつく 走りつつく
    Atack :攻撃 連続してつついたり、口ばしで羽をはさんで引く。
  3. 巣づくり
     4月中・下旬 、地上の枯れ草を集めて巣作り、形は浅い皿形。
  4. 産卵数
     1~4ヶ 、2個が多い。
  5. 孵化
     24日~25日で孵化、5月下旬~6月上旬にかけてヒナが生まれる。孵化率は70%。 孵化後1週間位は1日中巣の中で親に抱かれて過ごす。この間に、半数のヒナが死ぬ。産卵した卵の30%育つ。水性昆虫や小魚及び親の吐き出した半ば消化したものを食べる。
  6. 巣立ち
    約40日で巣立ちをする。7月8月になると、すべての幼鳥は海上に出てコロニーを離れる。

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